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人由来の乳酸菌

母乳を飲んだ赤ちゃんはビフィズス菌が多いというお話をしましたが、そうでなくても、乳酸菌というのはある程度は腸内に存在しているわけです。そして、離乳食が始まる前がその人の腸内細菌の初期値のようなもので、もともとのポテンシャルなわけです。以降さまざまに菌の増減が腸内で繰り広げられていくと思われますが、人由来の乳酸菌は読んで字の如く、人間にもともとある乳酸菌のことです。

どうやって分かるのかといいますと、腸内にある一部の乳酸菌は、糞便と一緒に排出されていくといわれています。そこでその性質を使いまして、研究機関のレベルでは糞便を調べるわけですね。糞便に付着しているひとつひとつの菌を調べていって、腸内にあったものであろう乳酸菌を探し出しては、人に対して「どのような働きかけをしているのか」ということを確かめていくわけです。

もし、それが人に対して有益なものであるとすれば、増やしたくなるのが人間というものではないでしょうか。培養は人工的とはいえ、もともと人にあったものですから、リスクも限りなく低いであろうという仮定の下、臨床実験などを行いながら、サプリメントとして成り立っているものもあります。

植物性乳酸菌、動物性乳酸菌の区分けにもうひとつ、【人由来の乳酸菌】という区分けも頭に加えていただければと思います。