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乳酸菌と免疫

「R-1乳酸菌」入りのヨーグルトを用いた実験事例をご紹介します。佐賀県有田町で行われた調査では、町の小中学生が「R-1乳酸菌」入りのヨーグルトを1日1本、半年間飲み続けました。結果どうなったかといいますと、有田町の子どもたちのインフルエンザの感染率が、周辺地域と比べ極めて低いことが分かりました。

母乳を飲んでいる赤ちゃんにはビフィズス菌が多くいるということが分かってきたことは以前お話しましたが、これは免疫力を高めるものとして母親から受け渡されているものと考えられています。 それを踏まえて、「R-1乳酸菌」入りのヨーグルトの実験事例から推測されることは、離乳をした後でも、同様の役割を持つ乳酸菌を摂取することによって、免疫力が高められるのではないだろうかということです。

もう少し踏み込んで、乳酸菌を摂る前後の糞便を調査すれば、腸内における乳酸菌の数や種類がどうなっているかというところまで調べられると思いますが、実験事例からは免疫に対して効果があるかもしれない・・・というところまでしか分かりません。

天邪鬼的な見方をすれば、商品の宣伝のために色々なお墨付きを与えて煽ったんじゃないか、というようなことも言えなくはないのですが、本質は見失わないでほしいのです。受け取り方を間違ってしまいますと、本当に良いものまで享受できなくなってしまうからです。正義感もほどほどにしておかないといけません。

もうひとつ、サプリメントを摂るにあってのヒントを探すとすれば、「飲み続けた」ということでしょうか。よく乳酸菌の数の多少に関しての議論があります。食品としての摂取の目安があることも事実です。ですが、数に関係なく続けるということに意味があるということではないでしょうか。それだけ時間がかかるといっても良いかもしれません。 乳酸菌を数多く摂ることによって、それなりに自覚できるような変化が期待できるのかもしれませんが、やはりそれは一時的。摂ることをやめてしまったら、その瞬間からまた時間とともに減少していくわけです。日々の食生活同様、バランス感覚というのが大事なのかもしれませんね。