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乳酸菌と化粧品

自然界には善と悪、2種類の役割があるということは【除菌と殺菌】の項でお話しました。 勘の良い人であればタイトルを見て察しがつくと思います。そう、皮膚表面部分で起きている菌の現象において、善の側を上手く利用しようということですね。

化粧品に関しては、化学物質や添加物、さらに皮膚呼吸の阻害に至るまでの問題があり、そのもの自体に要不要の議論がありますが、それはさておき。 肌のケアということに関していえば、常日頃からブロックを作っておかねばなりません。これは肌が直接触れるものに対してだけでなく紫外線なども含まれるわけです。

微生物の中には地球創生時代、まだそれほど大気ができていなかったときから存在しているものがあり、宇宙線を直接浴びても生き延びてきたことが考えられるわけですし、 金属を食べるとか、いわゆる人体に有害なものでも、それを糧としてくれる微生物の存在も耳にしたりします。乳酸菌にしても、自然と共生をしながら進化の過程を経ていますので、清潔感を保つとか、紫外線を防ぐとかの役割に対して、その答えを求めても不思議ではないと思います。

紫外線に着目した場合は、反応して増殖するような微生物も存在しますので、乳酸菌としての役割は紫外線を吸収するというより、たくさん集まることで微細な膜となって楯になってくれるというイメージの方がしっくりくるかもしれません。